着物は着てくれる方の元へ行くのが幸せです

初めて着た着物は、記憶には残っていませんが、七五三の3歳のお祝いのときです。次は七つのお祝いで、これは断片的ではありますが記憶が残っています。どちらも祖父母が作ってくれた着物でした。長じて二十歳の成人式の振袖です。当然帯やストールなど一式揃えて、これは両親が用意してくれました。それ以外にはお正月用の訪問着もあります。こんなに揃えても、着る機会も少なくてもったえない、と思っていたのですが、将来結婚して女の子が生まれれば、手直しをして着られるのだからいいのよ、母に言われてきました。しかし、結婚して出産して、男の子の母になりました。そしてもう着る人のいない着物が残りました。私のような人も、きっと何人もいることでしょう。せっかくの着物は、どなたかに着ていただきたいものです。ですから、着物はちゃんとしたところに買い取っていただいて、晴れの日に着ていただきたいと思います。着物もその方が嬉しいはずですから。